「50-400mm F/4.5-6.3 Di III VC VXD」が9月22日に発売されました
早速先週ビックカメラにて見させていただきました
比較対象として「150-500mm F/5-6.7 Di III VC VXD」も出していただき色々比較したのですが
それぞれ一長一短があり、シグマの「150-600mm F5-6.3 DG DN OS」も候補に上がってしまいました
今回は、「50-400mm F/4.5-6.3 Di III VC VXD」の特徴から、他選択肢との有利不利を考えてみたいと思います
50-400mm F/4.5-6.3 Di III VC VXD と他の選択肢
製品名 | 50-400mm F/4.5-6.3 Di III VC VXD | 150-500mm F/5-6.7 Di III VC VXD | 150-600mm F5-6.3 DG DN OS |
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メーカー | タムロン | タムロン | シグマ |
発売日 | 2022年9月22日 | 2021年6月10日 | 2021年8月27日 |
広角側焦点距離 | 50mm | 150mm | 150mm |
望遠側焦点距離 | 400mm | 500mm | 600mm |
最小F値 | 4.5-6.3 | 5-6.7 | 5-6.3 |
フィルター径 | 67mm | 82mm | 95mm |
サイズ | φ88.5mm × 183.4mm | φ93mm × 209.6mm | φ109.4mm × 265.6mm |
重量 | 1,155g (付属三脚座なし) | 1,725g (付属三脚座155g) | 2,100g (付属三脚座含む) |
希望小売価格 | 195,800円 | 187,000円 | 198,000円 |
実売価格(価格com) ’22年10月時点 | 148,479円 | 128,000円 | 148,148円 |
どれも価格帯は割と近く14万円前後となっています
焦点距離は差があるものの一般利用であれば、400あればほぼ問題ないと言われる領域です
(ほぼという点が曲者ですが)
50-400mm F/4.5-6.3 Di III VC VXDの特徴
- 焦点距離が50mm〜で汎用性高く、運動会などはこれ1本でOK
- コンパクトで持ち運びがしやすい
- フィルター径は、他レンズでも多いφ67mm
焦点距離が50mm〜で汎用性高く、運動会などはこれ1本でOK
子供の運動会で写真を撮るシュチュエーションを考えると
- グランドでの競技中の撮影 ・・・望遠
- 子供の友達との撮影・・・標準
- 昼ごはんでの撮影 ・・・標準
そこでこのレンズであれば、
望遠側は400mmに、super35mmを活用して600mmまで
広角側が50mmのため近距離の撮影もOK
レンズ交換なしでなんでもいけます
これ1本で完結させることもできるのではないでしょうか
コンパクトで持ち運びがしやすい
全長が183.4mmとなっていて、他のレンズに比べ一番短いです
これがどのように影響するかというと、日常での持ち出すハードルが大きく変わってきます
私は、ピークデザインのエブリデイ スリング 10L「BEDS-10-BK-2」を愛用しています
このバックに、レンズ単体で縦に入れることのできるサイズがこれでギリギリなのです
横向きだと、カメラのみになり飲み物や買い物袋が入らず持ち運びに対してのハードルが上がってしまうのです
ただ、カメラに取り付けた状態では流石に鞄には入りません
そこが少し難点で、この一本で完結させようとすると、結局鞄に入らないのです
その場合、リュックなどに入れることになりそうです
それなら複数のレンズを入れてもいいかなと思ってしまいます
いいようで、微妙なサイズ感
お持ちの鞄次第で変わってきますので確認してみるのをお勧めすると共に
実際の餅はこぐメンバーを考えてみると良いでしょう
フィルター径は、他レンズでも多いφ67mm
φ67のフィルター径のレンズは多数あります
広角から標準域のレンズで多く、有名なレンズも多いためみなさんも1本は持っているのではないでしょうか
NDフィルターやクローズアップフィルターなど使いまわせる点が良いです
50-400mm F/4.5-6.3 Di III VC VXD が他のレンズに劣る点
- 望遠側が短い
- お気軽の一本にはなり得ない
望遠側が短い
望遠400mmと500mmの100mm差は以外と小さいです
なら、デメリットになり得ないのか?
super35mmを考えると意外に大きな差に感じてきます
- 400mm⇨600mm
- 500mm⇨750mm
- 600mm⇨900mm
400mmと600mmのsuper35mmだとなんと300mm分も違ってきます
そうはいっても、そこまでの望遠がいるか?という問題もありますが・・・
あって困ることはないです
手持ちの他のレンズで補える50〜150mmの焦点距離に比べると欲しくなってしまうところです
お気軽の一本にはなり得ない
先の特徴でも話した内容と被りますが、これ1本で完結する場面は意外に少ないです
- 首から掛けるには、重すぎる
→軽いとはいえ、カメラ本体含めると2Kg弱 - 小さめの鞄、ショルダータイプの鞄にはカメラ丸ごと入れられない
→分割して入れることになり機動性が損なわれる - リュックに入れればカメラと一緒に入れられるしいいじゃん!
→それなら、レンズもう一本持ってきたくなるじゃん!
ほんとに運動会やイベント等で使う前提のレンズかと思います
まとめ
私は将来の子供の運動会を想定してレンズを探しているのですが、
タムロンの「50-400mm F/4.5-6.3 Di III VC VXD」はまさにドンピシャに思えました
ですが、実際の運用方法を考えたところ、希望通りの運用は私には難しかったです
いっそのこと、より大きく思い=望遠500mmを超えるレンズでも、結局は同じような運用になりそうです
また、それはそれで必要な時だけレンタルするって手もあります
結論、私はこのレンズの購入は見送ることにしました
みなさまも、実際の運用イメージを描き購入検討をしてみてください
買って使わないってことほど、無駄なことはありませんので・・・